私たちは「歯周基本治療」に力を入れています。歯周基本治療とは、歯周病の治療の基本である検査とクリーニングを徹底する治療法です。
当院の歯周病治療は、歯石の除去や歯のクリーニング等、保険診療を中心に行っています。
日本の歯周病治療は、簡略化した検査を行って治療を進めるケースが少なくありません。しかし当院は簡略化せず、精密な歯周病の検査を実施。しっかり検査を行えば、より効果的な治療計画を立てられるからです。
お口のクリーニングでは歯にこびりついた歯石を丁寧に除去します。治療が終了した後は再度詳しい検査を行い、治療前に行った検査結果と比較して歯周病が改善しているかを確認します。
検査とクリーニングは歯周病治療の基本です。基本の治療を忠実に行うことで、症状を改善させていきます。
歯周病は生活習慣病の一種です。一度症状が治まっても、歯磨きや生活習慣の変化で再発しやすい疾患です。
歯周病の再発を防ぐには、患者さまご自身で歯磨きや食生活、睡眠などの習慣を正していくことが重要と言えます。
一方、歯科医院が担う歯周病の再発防止策としては、定期的なメインテナンスです。当院では患者さま一人ひとりに歯科衛生士をおつけし、お口の状況に合わせたメニューをご提案。30年以上(※)の経験を持つベテランの歯科衛生士をはじめ、経験豊富なスタッフが丁寧なメインテナンスをご提供します。
メインテナンスでは、お口の状態に応じて30〜60分ほどしっかりと時間をかけ、丁寧に施術。お口のクリーニングはもちろん、ご自宅でのセルフケアやより良い生活習慣についてのアドバイスなど、それぞれにあった方法でサポートいたします。
※2025年現在
歯周基本治療はだいたいの症例に有効ですが、それだけでは改善しない、重症かつ難しい歯周病のケースも存在します。
このような重い歯周病の場合、当院では歯周外科治療を行っています。歯周外科治療は外科的な処置を伴う難しい治療であり、当院では豊富な経験を持つ院長が対応可能です。
歯周病治療では、プラーク(歯垢)や歯石など歯周病の原因となる汚れをしっかり除去することが重要です。重度になると、歯の根っこの先までプラークや歯石が付着してしまう事態に。
この場合、そのままでは見えない歯茎の奥深くにある汚れを除去するため、フラップ手術という歯周外科治療が必要です。歯茎を切開して、歯の根っこの先までこびりついた汚れを目視で確認しながら、歯周病の原因となるプラークや歯石をすみずみまで取り去り、歯周病菌を取り残さないようにいたします。
歯周外科治療を行うことで歯周病を悪化させずに済み、歯を残せる可能性が高まります。なかなか歯周病が改善しない方や、「歯を抜くしかない」と言われた重度の歯周病の方のお力になれるかもしれません。
ただし、歯を抜いたほうが患者さまにとってメリットが大きいと判断した際は、抜歯をおすすめする場合もあります。歯周病にお悩みの方はぜひご相談ください。
歯を支えている歯茎やあごの骨などの組織(歯周組織)が溶けてしまった場合は、「歯周組織再生療法」という治療が可能です。
歯周組織再生療法は、歯を支えている歯周組織である歯茎やあごの骨を再生する治療法です。
当院は「リグロス」と「エムドゲイン」という薬剤を使った再生療法をご提供しており、治療の種類によって使用する薬剤が異なります。保険診療の場合はリグロス、自費診療にはエムドゲインを用いています。
重度の歯周病によって破壊された歯周組織(歯を支える組織)を、エムドゲイン・ゲルという薬剤を使用して再生させる治療法です。
費用 | 50,000円/本 |
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治療の期間・回数:1か月、3回
リスクや副作用:完全に組織が元通りになるわけではありません。組織が再生するまで数か月かかります(期間は個人差があります)。手術後に、痛みや腫れ、出血を引き起こす可能性があります。喫煙している方は期待通りの効果を得られない場合があります。
※金額は税込み表記です。
検査器具やレントゲンで、歯周病の進行度合いを調べます。
歯周病がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
歯周病の原因となる歯石やプラーク(歯垢)を、専用の器具を使って取り除きます。
効果の高い歯磨きの方法をお教えします。
歯周病を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | 休診 | ▲ | ▲ | ● | ▲ | ●/▲ | 休診 |
午後 | 休診 | ● | ● | ● | ● | ●/▲ | 休診 |
午前:9:00~13:00
午後:14:00~18:00
▲訪問 ●外来
※受付は診療時間の30分前からです。
休診日:月曜・日曜・祝日